皆様、こんにちは。上本町わたなべクリニックです。
厳しい暑さが続いておりますが、体調を崩されてはいませんでしょうか。この時期になると、当院にも「体がだるくて食欲がない」「頭痛やめまいがする」「夜眠れない」といった症状を訴える患者様が多く来院されます。
単なる「夏の疲れ」と軽く考えて放置してしまうと、深刻な熱中症や自律神経失調症、さらには持病の悪化につながる恐れがあります。今回は、総合診療科の視点から、夏バテや熱中症を予防するための正しく効果的な対策法を詳しく解説いたします。
1. なぜ起こる?「夏バテ」や「熱中症」のメカニズム
まずは、なぜ夏に体調を崩しやすくなるのか、その原因を正しく理解しましょう。
■ 夏バテは寒暖差と自律神経の乱れ
現代の夏バテの大きな原因は、「室内外の激しい温度差」です。
猛暑の外からエアコンの効いた涼しい室内へ移動を繰り返すと、体温を調整する「自律神経」が大忙しになり、次第に疲弊してしまいます。自律神経が乱れると、以下のような症状が現れます。
• 消化器症状: 胃腸の働きが低下し、食欲不振、下痢、便秘を引き起こす
• 全身症状: 体のだるさ、疲労感、不眠、冷え
• 精神症状: イライラ、集中力の低下
■ 熱中症は気温や湿度が高い環境下で体温や体内の水分量の調整がうまくいかず、さまざまな症状が起こる状態。
軽症では、こむら返りやめまいなどがおこり、中程度になると嘔吐などが見られます。重症になると、意識消失を起こし体が高体温になります。
① 正しい「水分・塩分補給」のタイミング
「喉が渇いた」と感じた時点ですでに軽度の脱水が始まっています。喉が渇く前の「こまめな水分補給」が鉄則で、水や麦茶が基本です。大量に汗をかいた際や長時間の外出時は、塩分と糖分がバランスよく含まれた経口補水液(OS-1など)やスポーツドリンクを活用しましょう。
※カフェインを含むコーヒーや緑茶、アルコールには利尿作用があるため、水分補給には適しません。
② 食事による栄養補給(量より質)
食欲が落ちると、素麺や冷やし中華など炭水化物に偏りがちですが、これではビタミンやたんぱく質が不足して夏バテが悪化します。
• ビタミンB1を摂る: 糖質をエネルギーに変え、疲労回復を助けます。(豚肉、ウナギ、玄米、大豆製品など)
• アリシンと一緒に摂る: ビタミンB1の吸収を高める成分です。(ニンニク、ネギ、ニラなど)
• クエン酸で疲労回復: 柑橘類や梅干し、お酢などに含まれるクエン酸は、疲労物質の代謝を促します。
③ エアコンの適切な使用と寒暖差対策
「冷え」は自律神経の敵です。エアコンを上手に使って快適な環境を作りましょう。質の良い睡眠の確保もできます。
【注意】自力で水分が飲めない場合や、意識が朦朧としている場合は、命に関わる緊急事態です。すぐに救急車を呼んでください。
4. 当院(上本町わたなべクリニック)でのご相談
「なんだか最近ずっと体が重い」「しっかり休んでいるのに疲れが取れない」「夏風邪なのか夏バテなのかわからない」といった不調がある場合は、我慢せずに予約なしで受診してください。
当院では、総合診療科として患者様お一人おひとりの症状を丁寧に診察し、必要に応じて血液検査や点滴治療(脱水改善や栄養補給のための点滴)などを行っております。また、持病をお持ちの方の夏の体調管理についても詳しくご指導いたします。
上本町わたなべクリニック
〒543-0037 大阪市天王寺区上之宮町1-15
TEL.06-6772-0075
休診日:水曜日午後・土曜日午後 / 日曜・祝際日
受診時間:午前 9:00 – 12:00 午後 16:00 – 19:00


