春の体調不良とは
春には肩こり、不眠、だるさといった症状が増える。それには自律神経の交感神経と副交感神経が関係してくる。冬は交感神経、夏は副交感神経が活発になるが、春はその神経が入れ替わる時期で、それに寒暖差があるため、体調不良になると解説。そのせいで「関節痛」「リウマチ」 「生理不順」などが悪化しやすくなる。また、血圧の変動がおきやすく、動悸で来院される方も多い。更にうつ病患者も増える。これは、自律神経の乱れだけではなく、精神を安定させるセロトニンと眠気を誘うメラトニンというホルモンが減るためである。 同じ理屈で、不安神経症や不眠症・自律神経失調症などの心療内科疾患・精神化疾患に注意が必要である。また、自殺者も 春の3月から5月に増える。9月入学のアメリカなど、欧米なども同じ傾向がある。 社会背景には関わらず世界的に冬から春になるときに多い事が統計的に知られている。
対処法
①朝一番の日差しに当たることで、メラトニンが増えるため、夜よく眠れる。
②自律神経を整えるために寒暖差を抑えることも大切である。
春の体調不良について渡邊院長からアドバイス
自律神経や脳内ホルモンなどは、自分でコントロールできるものでは無いため、上記に書いた対処法などを実践しても体調が優れない場合は、一人で悩んでいないで、来院によるカウンセリングや投薬治療などをお勧めします。上本町わたなべクリニックでは、自律神経を整える治療も行っています。