厚生労働省が平成25年8月に、中高年の1800万が”ひざ痛”に悩んでいるという調査を発表した。
膝関節痛の原因には骨・関節・筋肉などが密接に関与している。
骨密度が下がる事で骨折のリスクが上がり、最終的には骨折して痛みの発現に繋がります。
また関節に関しては加齢等の原因により関節軟骨が磨り減ったり、クッションの役割を果たす半月版の変形が起こり慢性的な痛みの発現に繋がる。
さらに進行すると、骨そのものが変形してO脚が進みます。
この一連の症状が「変形性膝関節症」といわれるものです。
またこの2点に加え、骨や関節を支える筋力の低下がより関節への負担を増幅させる事が分かっており、そのためにロコモティブシンドロームと言う発想が生まれ運動による筋力アップの重要性が言われるようになりました。
膝が痛む場合でもストレッチなど可能な範囲での運動は続けるべきであると言うのが最近の見解です。
歩く機会が少ない人が膝関節痛のリスクが高くなるのも筋力低下が起因している事が考えれます。
診断・治療
膝の痛みが起こったときの状況などの問診や、膝レントゲン所見などから調べていきます。原因に応じて、投薬やリハビリテーション、関節注射などを行う事があります。