副鼻腔炎とは
鼻腔の周りにある副鼻腔という空洞に炎症が起こり、粘膜が腫れたり、粘液が溜まる病気です(図)。多くの場合は風邪を引いた後に起き、急性副鼻腔炎は短期間で治りますが、3か月以上症状が続くものを慢性副鼻腔炎といい、鼻茸というゼリー状のポリープができることがあります。慢性化した副鼻腔炎は従来の蓄膿症タイプに加え難治性の好酸球性副鼻腔炎というタイプも近年増加しています。
副鼻腔とは、鼻の周辺にある空洞のことであり、鼻腔と細い管でつながっています。人の顔面には4つの副鼻腔が存在し、いずれにも炎症が起こりえます。非常に頻度が高い病気であり、小児から高齢者まで幅広い年代に発生します。多くは適切な治療を続ければ完治しますが、なかには髄膜炎や視神経炎などの重篤な合併症を引き起こすことがあるので注意が必要です。

| 蓄膿症(従来の副鼻腔炎) | 好酸球性副鼻腔炎 | |
| 好発年齢 | すべての年代 | 20歳以降 |
| 主な症状 | 鼻づまり、鼻水、後鼻漏 | 鼻づまり、匂いの低下 |
| 場所 | 頬の奥 | 鼻の根本や目元の奥 |
| 鼻水の性状 | 膿っぽい | 黄色くネバネバ |
| 鼻茸 | 片側または両側 単発 | 両側 多発 匂いを感知する場所にできやすい |
| 合併症 | 気管支炎 | 気管支喘息 解熱鎮痛薬のアレルギー |
症状
鼻づまり、鼻水、鼻閉、後鼻漏、匂いの低下、疲れ、だるさ、睡眠障害、集中力の低下、顔面の痛みや圧迫感、嗅覚障害、急性の場合は発熱など
細菌感染による副鼻腔炎では歯痛と口臭が生じることもあり、虫歯を疑って歯科医院を受診した結果、副鼻腔炎と診断されるケースもあります。
アレルギー性鼻炎や花粉症と症状が似ていますが、副鼻腔炎ではくしゃみが出ることが少ないです。
治療
当院では抗生剤の投薬や炎症を抑える点鼻薬をそろえております。
