高尿酸血症とは
血液中の尿酸が高い状態
尿酸とはビールやお肉、卵などの食品に多く含まれるプリン体が分解されてできた老廃物で、通常は腎臓や腸などから排出され、体の中で一定量を保っています。しかし、尿酸が体の中で過剰に作られすぎてしまったり、腎臓や腸の機能の低下により尿酸をうまく排出できなくなってしまったりすると、血液中の尿酸濃度が増加し、高尿酸血症となります。
高尿酸血症を放置すると…
高尿酸血症が進行すると痛風や尿路結石症などが生じ、強い自覚症状が現れる可能性があります。
痛風とは、血液中に増えすぎてあふれ出た尿酸が関節などに結晶として溜まり、炎症を起こすことによって激痛が生じることです。
尿路結石症とは、腎臓から尿道までを指す“尿路”のどこかに尿酸による結石が生じる病気で、背中や脇腹に強い痛みが生じたり、血尿が生じたりする可能性もあります。結石の位置によっては無症状の場合もあります。