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失読症

失読症とは

学習障害のひとつで、会話能力にも問題はなく、眼にも異常がないにも関わらず、文字の読み書きや文章を読むのに困難を抱える読字障害。脳が言語を処理できないことで症状がおこる。ディスレクシアと英語で呼ばれることもある。

失読症と失語症の違い

失読症は、文字そのものの概念が理解できず、読めない。失語症は、一度獲得した脳の言語野が主に脳障害により、話ができなくなる疾患である。⇒ 失語症

失読症の命名者

1884年にドイツの眼科医ルドルフ・ベルリンによって命名された。

失読症の原因

人間が5000年ほど前に言語を獲得したときに、脳の情報を統合する領域で文字を自動処理するようになったと考えられている。ディスレクシアの人はこの脳の領域での処理ができず、他の領域で行っていると考えられている。遺伝性も見られる。

失読症の言語差

言語によりその発生頻度は変わるといわれている。アメリカの場合、1割が何らかの読字障害が有るとも言われている。

失読症の治療法

文字そのものを音声化して理解させる工夫が行われている。高学歴の人にも少なくない。独自の方法で克服している人も多い。

失読症と考えられる有名人

トム・クルーズ(俳優)、スティーブン・スピルバーグ(映画監督)、ジェニファー・アニストン(女優)

(文責:著作権:上本町わたなべクリニック渡邊章範)

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