副鼻腔炎とは
副鼻腔を覆っている粘膜が何らかの原因で炎症を起こしている病気のことです。急性副鼻腔炎は突然発症し、短期間で治りますが、3か月以上症状が続くものを慢性副鼻腔炎といいます。
副鼻腔とは、鼻の周辺にある空洞のことであり、鼻腔と細い管でつながっています。人の顔面には4つの副鼻腔が存在し、いずれにも炎症が起こりえます。非常に頻度が高い病気であり、小児から高齢者まで幅広い年代に発生します。多くは適切な治療を続ければ完治しますが、なかには髄膜炎や視神経炎などの重篤な合併症を引き起こすことがあるので注意が必要です。
症状
鼻汁、鼻閉、後鼻漏、頭重感、顔面の痛みや圧迫感、嗅覚障害など
細菌感染による副鼻腔炎では歯痛と口臭が生じることもあり、虫歯を疑って歯科医院を受診した結果、副鼻腔炎と診断されるケースもあります。
治療
当院では抗生剤の投薬、炎症を抑える点鼻薬をそろえております。